H19年 ロンドン 
    ナシヨナル ギャラリー

★ナショナルギャラリー

★H19年9月11日:トラピックスのパックツアー★
【ロンドン自由行動】
この日は自由時間だけれどあまり時間がない。早朝に出掛けて時間の許す範囲で美術館を中心にあちこち廻りたい。ロンドンのトラファルガー広場にあるNational Gallery(ナショナルギャラリー)日本での展覧会では入場料を払い混雑の中で鑑賞するがここでの入場は無料。作品は有名なものばかりでとても全部は見られない。朽木ゆり子氏や小林頼子氏の著作を知ったのでVermeerを見るのが主な目的。入り口で貰った案内書には代表的な絵画の所在地が部屋別に示してあるのであれも、これもと見たい絵画を順次、駆け足で見て廻った。PC用語を使うと「驚速鑑賞」と言う事になる。文字通り驚くほどのスピードで絵を見て、驚いた瞬間にダッシュして次の部屋に走る!!ツアーの終わりで疲れていたこともあり、見た絵の感じは殆ど記憶に残っていない!後日文献などで復習して気に入ったものをアルバムにまとめた。

ナシヨナルギャラリーに2枚のフェルメールがあるとの事「ヴァージナルの前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女」。「バージナルの前に立つ女」はすぐに見付けたが「バージナルの前に座る女」が見あたらないので側にいた監視員に聞くと今は貸し出し中との事で残念ながら見ることは出来なかった。ロンドンでは1枚だけ見ることが出来た。贅沢を言う様だがこの絵の女性の表情が余り可愛ゆくないのが残念だった。この絵は1670年代の初めの作とされている。またこの女性の顔に表情が無いところから肖像画でないとの事。後ろの壁に掛かっている2枚の絵:1枚はキューピッド、他の1枚は岩山。この2枚の絵で何かの寓意を意味しているのか?

今回見ることの出来なかった「バージナルの前に座る女」は1675年頃の作とされている。
この絵が彼の最後の作品と推定されているそうだ。


モネの「睡蓮」



レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」
「岩窟の聖母」はルーブル美術館にもある。



ボッチシェリー『ビーナスとマース(軍神)』


カラヴァッジオ『エマオ:夕食』



ベラスケス『鏡のビーナス』


ゴッホ『ひまわり』
ここにあるゴッホの『ひまわり』も日本の損保(安田海上)が50億円で買った『ひまわり』も世間の評価は非常に高く、素晴らしい絵だが私は余り好きでない。


ホルバイン:「大使たち」
あわてて見ているので気が付かなかったのですが画面の下方に騙し絵が描かれています。斜めから見ると「骸骨の絵」が見えます。また最近になって知ったのですがもう一つ左上方のカーテンの陰に小さなキリストが描かれています。作者はこれらで何を表現したかったのでしょう?



帰り際に土産店で絵はがきを買っていたらまだ見ていない絵のあることに気が付き絵はがきを持って玄関脇のINFORMATIONで聞くと親切にPCで確認しながら展示されている部屋番号を教えてくれた。
ドナ・イサベル;ルノアールのアンブレラ; などは後から再度急いで見に行った。