ルノワール×セザンヌ     
  *R7年7月中旬に上京した際に鑑賞した。
*印象派の絵画はどれを見ても懐かしい。
*今回は特に「 R14・ピアノの前の少女たち」が
 気になり何度も繰り返して眺めていた。
*記載の記事・内容はホームページからの借用。

*頭記の番号は展示リストによる
   
   
オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより
ルノワール×セザンヌ :モダンを拓いた2人の巨匠
会期:2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
会場:三菱一号館美術館

ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠:
   
    ピエール=オーギュスト・ルノワール
Pierre-Auguste Renoir, 1841-1919

ルノワールはフランス中西部リモージュの
仕立て職人とお針子の家庭に生まれ、
13歳で陶器絵付職人の見習いとなりますが、
1861年にグレールの画塾にてモネやシスレーらと共に
学び画家を志します。印象派展開催の立役者となりますが、
サロンにも出品し入選しています。
しかし、その後顕著となる形態が溶け出すような
印象派の技法になじめず、明確な線描を
重んじる様式へ回帰します。また、
画家カイユボットが収集したルノワールやセザンヌを
含む印象派らの作品は、ルノワールが遺言執行人
となってその寄贈をめぐる政府とのやり取りが行われ、
反対がありつつも一部受け入れられることに成功しました。
   
  ポール・セザンヌ
Paul Cezanne, 1839-1906

セザンヌはエクス=アン=プロヴァンスの
裕福な銀行家の息子として、資産家家庭に育ちました。
法律家への道を打ち切りパリに出て画家になる決心をします。
ただ、カフェ・ゲルボワのような印象派の
画家や仲間たちが集うところに顔を出すことはあっても、
セザンヌは、ピサロやルノワールを除いて
人々と懇意になることはありませんでした。
社交にあまり重きをおかず、エクスとパリを往復して
自身の制作に打ち込みました。
形態を重んじて自身の感覚に従い構成する作風は、
20世紀に絵画の自律性、純粋性が謳われる中で
「近代絵画の父」と呼ばれるようになります。
   
    【R1】
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《花瓶の花》

1898年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

c GrandPalaisRmn(musee de l'Orangerie)/ Franck Raux
 / distributed by AMF

   
    【R2】
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《桃》

1881年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

c GrandPalaisRmn (musee de l'Orangerie) / Herve Lewandowski
/ distributed by AMF
   
  【R4】 
座って脚を拭う浴女
1914年、油彩、 カンヴァス
51×41 cm
オランジュリー美術館、 パリ
Seated Bather Drying HerLeg
 

 
    【R6】
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《イギリス種の梨の木》

1873年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館

c Musee d'Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt
/ distributed by AMF

   
    【R9】
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《風景の中の裸婦》

1883年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

c GrandPalaisRmn (musee de l'Orangerie) / Franck Raux
/ distributed by AMF

   
  【R10】 

長い髪の浴女
1895年頃
油彩、 カンヴァス
82×65 cm
オランジュリー美術館、 パリ
Bather with Long Hair


   
    【R12】
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《ピエロ姿のクロード・ルノワール》

1909年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

c GrandPalaisRmn (musee de l'Orangerie) / Franck Raux
/ distributed by AMF
   
   【R13】
2人の少女の肖像
1890−1892年
油彩、 カンヴァス
46.5×55 cm
オランジュリー美術館、 パリ


   
    【R14】

ビエール=オーギュスト・ルノワール
《ピアノの前の少女たち》

1892年頃、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館
116×81 cm
@ GrandPalaisRmn (musee de l'Orangerie)/ Franck Raux
/ distributed by AMF

   
   【R15】

ピアノの前のイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル
1897年頃
油彩、 カンヴァス
73×92 cm
オランジュリー美術館、 パリ

 

 
  【R17】 

遊ぶクロード・ルノワール
1905年頃
油彩、 カンヴァス
46×55 cm
オランジュリー美術館、 パリ
   
   【R18】
ビエール=オーギュスト・ルノワール
《ガブリエルとジャン》

1895-1896年頃、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

65×54 cm

c GrandPalaisRmn (musee de l'Orangerie) / Herve Lewandowski
/ distributed by AMF


   
   【R19】

庭のガブリエル
1905年頃
油彩、 カンヴァス
55×46 cm
オランジュリー美術館、 パリ

   
   【R29】

横たわる裸婦(ガブリエル)
1906年
油彩、 カンヴァス
67×160 cm
オランジュリー美術館、 パリ


   
       
    【C1】
ボール・セザンヌ
《青い花瓶》

1889-1890年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館

c Musee d'Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt
/ distributed by AMF
   
    【C2】
ボール・セザンヌ
《わらひもを巻いた壺、砂糖、りんご》

1890-1894年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

cGrand PalaisRmn (musee de l'Orangerie) / Herve Lewandowski
/ distributed by AMF

   
    【C8】

ボール・セザンヌ
《赤い岩》

1895-1900年頃、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

c GrandPalaisRmn (musee de l'Orangerie)/ Herve Lewandowski
/distributed by AMF


   
   【C10】
ポール・セザンヌ
《セザンヌ夫人の肖像》

1885-1895年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

c GrandPalaisRmn (musee de l'Orangerie) / Herve Lewandowski
/ distributed by AMF


   
    【C11】
ポール・セザンヌ
《画家の息子の肖像》

1909年、油彩・カンヴァス、オランジュリー美術館

c GrandPalaisRmn(musee de l'Orangerie) / Franck Raux
/ distributed by AMF
   
  【C13】
ポール・セザンヌ
《3人の浴女》

1874-1875年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館

c GrandPalaisRmn (musee d'Orsay)/ Herve Lewandowski
/ distributed by AMF